マインドマップで実施形態とクレームの結びつきを理解する

最近仕事で担当した案件(ソフトウエア関連)では、実施形態がいくつかあって、各クレームと明細書の関連箇所との結びつきが分かりにくいものでした。ふと、「マインドマップソフトに各実施形態の特徴をメモしながら読めばいいんじゃないの」と思いついて実行してみたところ、クレームもかなり読みやすくなりました。Xマインドプロ8を購入して以来、これほど「買ってよかった」と思ったのは今回が初めてかもしれません。笑

ほかの方の参考になるか分かりませんが・・・どんな感じでやったか書いてみます。

実施形態のマインドマップ

まず、この記事の最初に乗せた画像が、実施形態ごとの特徴をまとめたマップです。詳細な説明の部分を読みながら、各実施形態の特徴を示していると思われるキーワードやフレーズを抽出してツリー構造にしていきました。

全体像をちゃんと把握するまではツリーというより単なる単語や文の羅列ですが、理解を進めつつマップ上でそれらを並び替えたりして整えていくうちに「あ、このキーワードはこの実施形態の中でこういう位置づけ…」というのが見えてきたりするので不思議。これ、マインドマップを作るたびに感じることです。

上のマップは、具体的な内容はボカしてるので分かりにくいですが、各実施形態で採用される特徴的なハードウエアや機能、処理手順などについて書き込んでいます。あと対応する段落番号も。

実際に翻訳や見直しをしている間に、さらに内容を加えたり取り除いたり、構造を変えたり、と手直ししていくと、最終的には発明の全体像や各実施形態ごとの特徴、実施形態間の違いが一目瞭然になります。ここでちょっとテンションが上がりました。笑

クレームのマインドマップ

実施形態のマップとは別に、クレームのマインドマップも作りました。といっても難しいことはしていません。

一層目にはクレームの番号と、従属項なら従属先、あとは対応する実施形態をメモして、2層目に各クレームの構成要素とその機能、それ以外の特徴を、ほぼコピペですが、見やすいようにまとめました。

やって良かった点

クレームを訳すときに、各クレームが詳細な説明のどの部分に対応しているのかを、上の2つのマインドマップを見比べることでパッと把握できたのが良かったです。

実施形態がいくつかある場合、第1の実施形態が請求項1に、第2の実施形態が請求項2に、と単純に対応していればこんなことをしなくてもいいのですが、なかなかそんな訳にもいきません。請求項1が複数の実施形態の共通部分、請求項2は第1実施形態の話で、請求項3は第2&第3実施形態の話、もっと後の請求項でまた最初の実施形態の内容が出てきたり…という具合です。

対応関係を把握しきれないままクレームを翻訳しようとして、「これってどの実施例のどの部分?」と迷子になることが時々ありました。これまで、プリントアウトした明細書に線を引くなど書き込んだり、手書きまたはEvernoteでメモを取るなどしていましたが、明細書全体のボリュームが増えるとどうも手間取っていたんです。

翻訳作業中に2つのマインドマップを作る手間で多少時間がかかりますが、これをやらない場合よりも速く訳文の正確さを高められるので、最終的には同じ時間で訳質を上げられると思いました。

これでますますマインドマップ好きになってしまった♪

受講開始した頃からみて、仕事や勉強で実際に使えるツールが少しずつ増えていて、増えるたびに明細書の読み方もちょっとずつ変わっている感覚があります。これまで使ってこず今だ苦手な秀丸さんも、自宅警備員suzukiさんにマクロをいただいたので(先輩ありがとうございます(´▽`*))、次の対訳を取るときに使ってみるのが楽しみ。かなりの効率UPになりそうです。

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コメント

  1. 管理人 より:

    この発想は、十数年前にパイロット版が出た
    請求項自動生成ソフトのベースになっています。

    これにastahを組み合わせることができれば
    もっと複雑なことができます。

    継続的に情報発信して、
    最後は藪内氏みたいに
    セミナーやるといいですね。

    1. solami より:

      コメントありがとうございます。
      astahの紹介youtube動画を見てみましたが、
      これを使いこなすと特許の図面書けちゃいますね。
      使い方のイメージがもっと沸いたら挑戦してみます。

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